忙しくても部屋が整う。今日からできる「整理収納」の基本とコツ
「片づけたい気持ちはあるのに、どこから手をつけたらいいかわからない」
「一度片づけても、気づけばすぐ散らかってしまう」
そんな悩みを抱えている方は、決して少なくありません。
実は、整理収納がうまくいかない原因の多くは性格やセンスではなく、やり方にあります。
この記事では、
✔ 無理なく続く整理収納の手順
✔ 失敗しにくい考え方
✔ あると便利なおすすめアイテム
をまとめてご紹介します。
10分後には「これならできそう」と思えるはずです。
整理と収納は別モノ。まず知っておきたい基本
「整理収納」という言葉は一つに見えますが、実は2つの工程に分かれています。

整理=不要なものを手放すこと
収納=必要なものを使いやすく収めること
多くの人が失敗するのは、整理を飛ばしていきなり収納しようとすること。
物が多いまま収納用品を増やしても、根本的な解決にはなりません。
まずは「持つ・持たない」を決めること。
ここが、片づけ成功の一番の近道です。
整理収納の基本手順【4ステップ】
① 小さな場所から始める

過去の私もそうでしたが、片付けのスイッチが入ると、いきなり「よーし!リビング全体の荷物を全部出すぞ!」と大掛かりに始めてしまいがちです。
結果、夕方になっても片付かず、床一面にモノが散乱したカオスな部屋を見てさらに絶望する……という大失敗を何度も経験しました。
だからこそ、まずはハードルを徹底的に下げることが大切です。
まずは引き出し1段、バッグの中など、30分以内で終わる小さな場所から始めるのが成功のコツです。
まずは
- バッグの中
- 引き出し1段
- 洗面台の下
など、30分以内で終わる場所から始めましょう。
「できた!」という達成感が、次につながります。
② 全部出して、持ち物を把握する

収納スペースに入っている状態だと、人間は「何をどれだけ持っているか」を脳内で把握できません。
面倒に感じますが、一度ブルーシートや床に「全部出す」ことで、「えっ、私こんなに服持ってたの?」「同じようなハサミが4本もある…」という**『衝撃の視覚化』**が起こります。この驚きと現状の把握こそが、次のステップでモノを手放すための大きな原動力になります。
③ まずは3つに分けるだけでOK
仕分けはシンプルに、この3つ。
- ✔ 今使っている・必要 → 一番使いやすいすぐ取り出せる一軍の場所へ収納
- △ 迷う → 普段使用しない場所へ収納でOK
- ✖ 使っていない・不要 → 手放す(フリマサイト、譲る、処分など)
迷うものは、無理に決断しなくて大丈夫。
「保留ボックス」を作って、期限(1か月~)を決めて再度仕分けをするのがおすすめです。
冠婚葬祭のアイテムや季節の飾り物(クリスマスやお正月小物など)は、普段は使わなくても「必要なもの」です。「イベント用」などグループごとにまとめて、クローゼットの奥や天袋など普段出し入れしない場所へ収納すればOKです。
※仕分けのときに多くの人が「まだ使えるしな…」「高かったしな…」と手が止まってしまいます。
でも、整理収納アドバイザーの視点でお伝えすると、主役はモノではなく**「今の自分」**です。過去の私のように、お祝いで貰ったお皿を「いつか使うかも」と何年も箱のまま眠らせて、今の生活スペースを圧迫しているなら、それはモノにとっても自分にとってもマイナスですよね。
どうしても迷うモノは、無理に捨てなくて大丈夫。
「保留ボックス」にまとめて日付を書き、数ヶ月見なかったら手放す、というルールにすると心がすっと楽になりますよ。
④ グループを決めて、使う場所に、すぐ使える形で収納する
③で仕分けした今使っている・必要をグループを決めて、使う場所にすぐ使える形で収納する

収納の基本は
「グループに分けて、使う場所の近くに、アクション数を可能な限り減らして出せること」
例えば
- グループに分ける → ペンやハサミ、テープ、電卓など文房具としてまとめる
- 毎日使うバッグ → 玄関やリビングに
- 掃除道具 → 掃除する場所の近くに
また見た目も大事ですが、動線とラクさ優先がおすすめです。
特に我が家のような**「小学生男子」がいるご家庭は、見た目の美しさよりも『1アクションで戻せるラクさ』を最優先**にするのがリバウンドを防ぐ最大のコツです。
子どもに「扉を開けて、引き出しを引いて、綺麗に並べて戻して」というのは、ハッキリ言って不可能です(笑)。
我が家では、玄関近くにランドセルを「ポンと置くだけのワゴン」を置いたり、ハンカチや靴下、ティッシュは各ボックスにぽいぽい収納でまとめたりしています。
また動線上に「置くだけ」「入れるだけ」の住所を作ってあげるだけで、子供の『ママ、あれどこ?!』の叫び声と、朝のバトルが激減しました。
散らかりにくい家になる5つのコツ
1. 収納用品は最後に買う

片づけ前に収納グッズを買うのはNG。
必要な量・サイズが決まってから選びましょう。
片付けよう!と思った瞬間、ニトリや無印良品に行って可愛い100均のケースを買い込みたくなる気持ち、ものすごくよく分かります。
ですが、これは一番やってはいけない失敗パターンです。 モノの整理(間引き)が終わっていない段階でケースを買ってしまうと、入れるモノの量とサイズが合わずに、結果的に『使えない収納ケースという名のゴミ』を増やすことになってしまいます。収納用品は、残すモノの「住所」が決まった最後に、サイズをきっちり測ってから買いに行きましょう。
2. 「1つ買ったら1つ手放す」ルール
物の総量を増やさないことが、リバウンド防止の鍵。
新しい服やコスメを買ったら、必ず1つ見直します。
3. 床に物を置かない

床への直置きは可能な限り減らすと、部屋は一気にスッキリ。
一時置き用のカゴを作るのも◎。
我が家が快適な暮らしのために「手放したもの・やめた家事」のリアルな実例は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。 「現役家事代行 この家事やめた!」
4. ラベルで迷いをなくす

家族と共有する場所や、ストック収納にはラベリングがおすすめ。
「考えなくても戻せる」仕組みが大切です。
実は、ラベリングの本当の目的は「見た目をキレイにすること」ではありません。一番の効果は、家族の「これどこにあるの?」「どこに戻せばいいの?」という疑問(脳のムダ使い)をゼロにすることにあります。
過去の我が家がそうでしたが、せっかく私が部屋をキレイに片付けても、夫や子供たちが「ハサミどこ?」「爪切り使ったの誰?」と毎回聞いてきたり、全然違う場所にポイッと戻されたりしていました。
ですが、プロの視点で収納に分かりやすいラベルを貼ってみたところ、驚くべき変化が起きたんです。
人間は、文字やイラストで「住所」がハッキリ書かれていると、無意識に「そこに正確に戻さなきゃ」という心理(心理的ルール)が働きます。 ラベリングをしてからは、家族が私の手を煩わせることなく、自分で探して自分で元に戻してくれるようになりました。
ママが1人で頑張って片付けるのではなく、「家族みんなが迷わない家」にするために、ラベリングは最強の時短ツールです◎
もしお子様がまだ小さくて文字が読めない場合は、おもちゃや服のイラスト・写真を貼ってあげるだけでも効果バツグンですよ!
我が家のラベリングの相棒!愛用のラベルライター名
サクッと文字を打つだけで、誰でも簡単にラベルが作れます。これ1台で家中の収納が劇的に整いますよ。
5. 完璧を目指さない
常にモデルルームのようである必要はありません。
7割整っていれば合格と思っておくと、気持ちがラクになります。
過去の私は「SNSで見かけるような、生活感ゼロの真っ白で美しい家」を目指していました。
出しっぱなしのモノがあればイライラし、家族が少しでも散らかすと「せっかく片付けたのに!」と怒ってしまう……。今思えば、部屋をキレイにすることに必死で、心がいつもトゲトゲしていました。
ですが、家事代行のプロとして多くのお宅を見てきて気づいたのは、「片付けのゴールは、モデルルームを作ることではなく、そこで暮らす家族が笑顔でいること」だということです。
どんなに部屋がピカピカでも、ママがイライラして笑顔がなかったら、本末転倒ですよね。
だからこそ、我が家では「散らかっても、夕食までにある程度リセットできればオールOK!」というゆるいルールにしています。
普段は7割整っていれば満点。学校のプリントや出しっぱなしのおもちゃがあっても、「死ぬわけじゃないし、週末にリセットすればいっか!」と割り切る心のゆとりを持つことが、無理なくキレイを維持する一番の秘訣です◎
整理収納に役立つおすすめアイテム
- ファイルボックス・ 無印良品やニトリのファイルボックス
\ごちゃつくキッチン下や書類が一瞬で整う!/
★プロのワンポイント: 定番のファイルボックスは、書類だけでなく「キッチンのフライパン立て」や「洗面台下の洗剤ストック収納」に最適!並べるだけで生活感を隠せて、片手でサッと引き出せるので家事の手間が減ります。
- やわらかポリエチレンケース 無印良品
\子供の「ポイポイ収納」や水回りにはこれ!/
★プロのワンポイント: 柔らかい素材で角がないため、小さなお子様のおもちゃ箱やパジャマ入れにぴったり。汚れても水洗いできるので、洗面所のタオル入れやハンガー収納としても我が家で大活躍しています。
- IKEAのSKUBBシリーズ
\クローゼットの布団やシーズンオフ服の救世主/
★プロのワンポイント: ネットでも大人気のSKUBBは、軽いのに自立するのが最大のメリット。クローゼットの上の棚(天袋)に縦置きで並べても、引き手がついているので軽い力でスムーズに取り出せます。
- 100均(セリア・ダイソー)やニトリの透明ケース
\「あれどこ行った?」がなくなる収納下手さんの味方/
★プロのワンポイント: 冷蔵庫の中(納豆や豆腐のセット)や、引き出しの中の細々したコスメ・文房具には透明ケースが一番!「中身がパッと見える」ことで、家族から「ママ、あれどこ?」と聞かれるストレスがなくなります。
収納ケースやボックスを選ぶときは、「色・形・シリーズ」のどれか1つでも揃えるのがスッキリ見せる最大のコツです。たとえば、白や半透明など色を統一するだけで、中のゴチャゴチャ感が隠れて一気にモデルハウスのような洗練された空間になりますよ◎
まずは100均のケースからでも大丈夫。お気に入りのケースを見つけて、片付けを楽しく進めてみてくださいね!
整理収納は「自分を大切にする時間」

部屋が整うと、不思議と心も落ち着きます。
探し物が減り、時間に余裕が生まれ、イライラも少なくなる。
整理収納は、
「ちゃんとしなきゃ」ではなく
「自分がラクに暮らすための工夫」。
今日できる小さな一歩から、始めてみませんか?
\プロがリアルに愛用している、あると家事が劇的にラクになるお掃除グッズはこちらにまとめています。/








